京都市で特殊清掃が必要に!孤独死が増加している原因と実際の作業内容とは?
- 作業前に手を合わせ故人のご冥福を祈ります。
- 消毒液を散布しながら、亡くなったというお部屋に向かいます。
- 絨毯の上で最期を迎えられたようで、くっきりと跡が残っています。
- まずは絨毯を撤去。畳にも汚染が進行しているのがわかります。
- この段階で、大量に発生していた害虫を清掃。
- 汚染された畳を目隠しした上で梱包します。
- 遺体搬出時に飛散してとみられる汚染も洗浄します。
- 臭気の染みついた家具に向けて消臭剤を散布します。
- 作業後はこちら。断熱材に汚染はなく再利用できそうです。
- 作業: 特殊清掃
- 人数: 2人
- 日数: 1日
- 参考費用: 86663円(税込)
孤独死なんて他人事だと思っていたのに、まさか自分の物件で…
自分が管理している物件にお住まいだったご高齢の女性が孤独死状態で発見されました。
まさか…と思いましたが、スタッフの方にお聞きしたところによると「まさか自分の物件で…」というのは、大家からの依頼の場合に、最も聞く機会の多い言葉だそうです。
孤独死発生率が増加している理由とは?
実は年間死者数が約130万人に対し、「孤独死」とされるのは約3万人とのこと。
割合で考えれば約2%しかないので、それが自分の物件で起こることを考えると、非常に小さな数字だと私自身も考えてしまっていました。
しかし、近年の京都市では孤独死に関わる、ちょっとした変化が続いているとのことでした。
平成27年の国勢調査によると、5年間での人口増加は555人に対して世帯数は24,177件も増加。
この人口増に対する圧倒的な世帯数の増加は、単独世帯の増加を意味しているということがわかります。
つまり、1人暮らし世帯が増加することで孤独死の発生率も増加しているということです。
となれば、京都市に賃貸物件を持つ私のような者は、しっかりと知識を持たなければなりません。
しかし、なにしろ初めての経験です。
右も左も分からないまま、知り合いの大家さんに勧められたリスクベネフィットさんにご連絡をさせていただきました。
依頼にいたるまでの経緯は?
今回依頼した部屋の間取りは2DKの賃貸物件です。
死後1週間ほどで、異臭に気づいた近隣住人からの通報があり、発見に至りました。
孤独死は今回みたいに近隣からの通報により発覚することが多いようです。
対応が遅れてしまうと、不安感や嫌悪感から近隣退去に繋がってしまうパターンもあるというのです。
そのため、いかに迅速な対応ができるかどうかが近隣の方の信頼を損なわないための鍵となるそうです。
実際の清掃内容は?
「今回は最低限の近隣対策を行う【悩むなパック】はどうですか?」とスタッフの方からご提案がありました。
悩むなパックの内容としては、汚染物の除去、消毒、簡易消臭を合わせて86,537円(税込)の固定料金でご対応いただけます。
この悩むなパックを依頼すると、害虫・感染症・臭気といった孤独死発生時に、近隣に影響を与える要素を一挙に取り除く作業をしていただけます。
孤独死後の対応は、基本的に遺族の方が行うことになりますが、その場合、葬式や遠方からの移動で対応に遅れが出てしまうことが多くあるそう。
そのため、私のような大家の立場から遺族の方に簡単に内容と金額をご提案して許可を得て、悩むなパックを依頼しました。
近隣に不安が広がる前にご対応いただける悩むなパックは大変ありがたいサービスでした。
遺族の方も、後々追加料金がかかることもなく、作業内容と費用が分かりやすい悩むなパックがあって助かったとおっしゃっていました。
発見から対応までがスムーズだったため、臭気もほとんど感じられなくなり、様子を見に来た近隣の方も臭いが無くなったと胸をなでおろしていました。
この度は丁寧な作業をしていただき、本当にありがとうございました。